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インターネットが当たり前となった今、企業や個人事業主が自分たちの情報を発信する場として、ホームページの必要性はますます高まっています。しかし、外注するとなれば費用がかかり、思い通りに仕上がるかどうかも気になるところです。
そんな中で注目されているのが、自分でホームページを作成するという選択肢です。
一昔前まで、自作のホームページというと専門知識が必要で敷居の高いものでしたが、現在ではツールやサービスの進化により、誰でも手軽に始められるようになっています。とはいえ、自作にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
ここでは、その両面をわかりやすく解説しながら、自作を検討するうえでの判断材料を整理していきます。
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自作の大きな利点として、やはり初期費用や運用コストを抑えられる点が挙げられます。
外注すれば大きなコストがかかるケースも珍しくありませんが、自作であれば必要なのはドメイン代とサーバー代、そして自分の時間だけです。個人事業主や小規模事業者にとって、限られた予算の中でWeb上の拠点を持てるというのは大きな魅力です。
自分で作るということは、見た目や構成においても柔軟な対応ができるということです。
例えば、「トップページにこの写真を大きく使いたい」「この色をブランドイメージとして強調したい」といった要望も、自分の判断で即時に反映できます。
テンプレートベースのサービスでも、ある程度のカスタマイズ性は担保されているため、創造的な表現が可能です。
自作に挑戦することで、Web制作に関する知識やスキルが自然と身につきます。最初は思い通りにいかなくても、少しずつ試行錯誤を重ねることで、HTMLやCSSの基礎、SEOの考え方、画像の扱い方など、実務にも役立つスキルが養われていきます。
これらの知識は、今後の事業運営において大きな武器となるでしょう。
自作には当然ながら、相応の時間と労力が必要です。企画、設計、デザイン、文章作成、画像準備、公開まで、すべての工程を自分で行う必要があります。
業務の合間に対応する場合、なかなか作業が進まず、公開までに何か月もかかってしまうケースも珍しくありません。公開後も、更新や修正に時間がとられるため、継続的な運用体制も視野に入れておく必要があります。
プロのデザイナーやエンジニアによる制作と比べれば、どうしても仕上がりには限界があります。とくに第一印象を左右するデザインや、ユーザーが迷わず情報にたどり着ける導線設計などは、経験が物を言う分野です。
見た目や使い勝手に自信が持てないと、せっかく作ったホームページが逆効果になってしまうこともあります。
ホームページを自作する際には、いくつかの基礎的な構成要素を押さえておくことが大切です。これらは見た目や使いやすさだけでなく、アクセスのしやすさや検索エンジンからの評価にも関わってきます。
ここでは、ホームページ作成における主要な要素について解説します。
ドメインは、いわばホームページの住所です。わかりやすく覚えやすいドメイン名を選ぶことは、訪問者の利便性だけでなく、ブランドの印象にも影響します。
たとえば、自社の名前やサービスに関連した言葉を含めることで、URLを見るだけでどのようなサイトなのか伝わりやすくなります。
また、ドメインの末尾(.com、.jp、.netなど)によっても印象が異なるため、信頼性やターゲット地域を踏まえて適切な種類を選ぶとよいでしょう。
取得は年間で数百円から数千円ほどかかりますが、ホームページの印象を大きく左右する重要な要素です。
ドメインを取得したら、次はホームページを公開するためのサーバー、いわゆるホスティングサービスの契約が必要です。初心者向けには、設定や運用が簡単なレンタルサーバーが一般的です。中には、WordPressに最適化されたプランや、自動でSSL(セキュリティ対策)を設定してくれるサービスもあります。
選ぶ際には、以下の点を参考にするとよいでしょう。
これらを比較検討し、将来的な更新や拡張も見据えたうえでサービスを選ぶことが大切です。
どんな情報を、どのような構成で掲載するかは、サイトの成否を左右する要素です。会社紹介やサービス内容、お問い合わせフォーム、ブログ記事など、訪問者のニーズに応える構成を事前に整理しておきましょう。
特に重要なのは、ユーザーにとって価値のある情報を届けることです。検索エンジンもコンテンツの質を重視しており、表面的な説明だけでなく、具体的な実績や事例、写真なども加えることで説得力が高まります。
デザインは訪問者の第一印象を決める要素です。自作サイトではテンプレートを活用することが多く、近年はクオリティの高い無料・有料テンプレートも豊富にあります。
配色やフォント、余白の取り方などを工夫することで、プロが作ったような仕上がりに近づけることができます。
また、見た目だけでなく、ユーザーが迷わず情報にたどり着けるような導線設計やレスポンシブデザイン(スマートフォンでも見やすい構成)を意識することも重要です。
見栄えと使いやすさ、その両方をバランスよく整えることが、信頼されるサイト作りにつながります。
ホームページを自分で作成する際には、勢いだけで始めるのではなく、一定の手順を踏むことで効率よく、かつ目的に沿ったサイトを作り上げることができます。
ここでは、制作に取りかかる前に押さえておきたい基本的なステップについて解説します。
最初に考えるべきなのは、「何のためにホームページを作るのか」という目的です。
商品やサービスの紹介、ブログによる情報発信、会社案内や採用活動など、用途によって構成やデザイン、必要な機能が大きく変わります。
目的が曖昧なまま作り始めると、途中で方向性がブレてしまい、結果として使いづらく中途半端なサイトになりがちです。
逆に目的をしっかりと定めておけば、必要なコンテンツや導線も自然と見えてきます。
ホームページをどのツールで作るかも重要な選択です。プログラミングに自信がない場合は、以下のようなノーコード系の作成ツールが便利です。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、目的やスキルに合わせて選ぶことが成功のカギとなります。
プラットフォームの種類については、「おすすめのホームページ作成ツール」のセクションでより詳しくご紹介します。
プラットフォームが決まったら、次はコンテンツの作成です。どんな情報を、どのような順序で伝えるかを整理しながら、文章や画像を準備していきます。
特にトップページでは、第一印象に大きく関わるため、キャッチコピーや写真の選定に時間をかけましょう。
また、必要に応じてお問い合わせフォームや地図、SNSへのリンクなど、ユーザーの行動を促すコンテンツも取り入れていくと、目的達成に近づきやすくなります。
また、各ページの主な構成については、こちらの記事でご紹介していますので
あわせてご覧ください。
すべての準備が整ったら、いよいよ公開です。ドメインとホスティングの設定を済ませ、問題なく表示されることを確認したうえで、正式にインターネット上に公開します。
しかし、ここで終わりではありません。公開後の運用も非常に大切です。定期的に更新を行い、古くなった情報を修正したり、アクセス状況をチェックしたりすることで、より多くの人に見てもらえるホームページへと育てていくことができます。
自作でホームページを作るにあたり、どのツールを使うかは非常に重要な判断です。ツールによって操作性やデザイン自由度、拡張性が大きく異なります。
ここでは代表的な作成ツールとその特徴を紹介し、目的に合った選び方のヒントをお伝えします。
Wixは、初心者からデザイナーまで幅広いユーザーに支持されているクラウド型のホームページ作成サービスです。最大の魅力は、ドラッグ&ドロップで直感的にページを作れる操作性の高さです。
あらかじめ用意された豊富なテンプレートをベースに、写真やテキストを自由に配置できるため、専門知識がなくても高品質なデザインを実現できます。
また、アニメーションの導入やパララックス効果など、視覚的な演出にも対応しており、訴求力のあるサイト作りが可能です。
一方で、デザインの自由度が高い分、慣れないうちは要素の整列や構成に時間がかかることもあります。
世界中で最も使われているCMS(コンテンツ管理システム)であるWordPressは、ブログはもちろん、企業サイトやECサイトにも対応できる高い柔軟性を持っています。
プラグインと呼ばれる拡張機能を使うことで、予約システムや多言語対応など、様々な機能を自由に追加できる点が大きなメリットです。テーマ(テンプレート)も豊富で、自分の好みに合わせてカスタマイズできます。
ただし、Wixのように完全なノーコードというわけではないため、HTMLやCSSの知識が少し求められる場面もあります。自由度の高さと操作の難しさのバランスをどう捉えるかが選定のポイントになります。
Jimdoは、誰でも手軽にホームページを作成できることをコンセプトにしたツールです。WixやWordPressに比べて機能は限定的ですが、その分操作は非常にシンプルで、数ステップで公開まで完了できます。
AIによる自動生成機能を活用すれば、質問に答えるだけで基本的なページ構成が出来上がるため、初めてホームページを作る方や、手間をかけたくない方には最適な選択肢といえるでしょう。
更新作業も手軽に行えるため、頻繁に内容を変更したいケースにも向いています。
上記以外にも、以下のようなツールが存在します。
それぞれのツールには特性があり、何を重視するかによって最適な選択肢が変わります。自分のスキルと目的を踏まえたうえで、最も扱いやすいと感じるものを選ぶことが、ホームページ作成成功への第一歩です。
「どのように制作ツールを選べばよいか分からない…」という方のために、この記事では、おすすめのホームページ作成アプリを、どんなサイトを作成するのに適しているかとあわせてご紹介しています。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
ホームページを作成するだけでは、ユーザーに見つけてもらうことは難しいのが現実です。検索結果で上位に表示されるためには、SEO(検索エンジン最適化)の基本をしっかり押さえておくことが重要です。
ここでは、自作サイトでも取り組める代表的なSEO対策について解説します。
まず取り組むべきは、検索されやすいキーワードを意識したコンテンツづくりです。キーワードとは、ユーザーが検索エンジンに入力する語句のこと。
たとえば「札幌 カフェ おすすめ」や「初心者向けホームページ作成」といった具体的な言葉がそれにあたります。
自分のホームページで伝えたい情報が、どんなキーワードで検索されそうかを想定し、タイトルや見出し、本文中に自然な形で盛り込むことが基本となります。
過剰に繰り返すと逆効果になるため、読みやすさを損なわないバランス感覚も求められます。
無料で使える「Googleキーワードプランナー」や「Ubersuggest」などのツールを活用すれば、狙いたいキーワードの検索ボリュームや競合状況を調べることも可能です。
次に意識したいのが、リンク構造の最適化です。内部リンクとは、サイト内の別のページに誘導するリンクのこと。
たとえば「サービス紹介ページはこちら」や「よくある質問もご覧ください」といった形で、ユーザーの回遊を促します。
適切な内部リンクは、訪問者の滞在時間を延ばすだけでなく、検索エンジンにも「このサイトは構造が整理されていて、役立つ情報が豊富だ」と評価されやすくなります。
また、外部リンクも重要です。他サイトへの参考リンクを適切に設けることで、情報の信頼性を高める効果があります。
逆に、自分のサイトが他の信頼性あるサイトからリンクされると、SEO上大きなプラスになります。ただし、相互リンクを目的とした不自然なリンクのやり取りは避けるべきです。
現在、インターネットの利用はパソコンよりもスマートフォンが主流です。そのため、モバイルフレンドリー(スマホで見やすく使いやすい)な設計であるかどうかが、検索順位にも影響を与えます。
画面サイズに応じて自動的にレイアウトが最適化されるレスポンシブデザインを採用することで、パソコン・タブレット・スマートフォンなど、どの端末でも快適に閲覧できる状態が保たれます。
特にGoogleは、モバイルでの表示を重視して検索順位を決定する「モバイルファーストインデックス」という仕組みを導入しており、スマホ対策はもはや必須です。
また、表示速度も重要な評価指標です。画像の容量を抑える、不要なスクリプトを読み込まないようにするなど、できる限り軽量な構成を心がけることで、ユーザーにも検索エンジンにも好まれるサイトを実現できます。
ホームページは一度作って終わりではありません。むしろ、公開してからが本当のスタートです。訪問者にとって価値のある情報を提供し続けることで、信頼を得て、集客や問い合わせにつなげることができます。
そのためには、継続的な運用と更新が欠かせません。
ホームページの情報が古いまま放置されていると、訪問者に対して不信感を与えてしまいます。特にイベント情報や商品情報、営業時間などはこまめなチェックと更新が必要です。
また、ブログやお知らせ欄を設けて定期的に新しいコンテンツを発信すれば、検索エンジンからの評価も高まり、SEO対策としても有効です。
更新頻度に決まりはありませんが、月に1〜2回でも良いので継続して情報を追加していくことが望ましいでしょう。
運用の中で重要なのが、ユーザーの行動を分析することです。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを活用すれば、どのページに多くの訪問者が集まっているのか、どのキーワードで検索されているのかなど、具体的なデータを把握できます。
こうした数値をもとに、「問い合わせが少ないのは導線がわかりづらいからかもしれない」「人気のあるページに内部リンクを設けよう」といった改善策を講じることができます。
勘に頼らず、数字を根拠に見直していく姿勢が、成果につながる運用のポイントです。
アクセス解析だけでなく、実際にホームページを見た人の声も貴重な情報源です。お問い合わせフォームやSNSなどを通じて寄せられる意見や質問の中には、改善のヒントが隠れていることがあります。
たとえば「スマホでメニューが見づらい」「〇〇の料金がどこにあるかわからない」といった指摘があれば、それに応じてサイトの構成やデザインを見直すことで、ユーザー満足度の向上につながります。
とくに自作サイトの場合、客観的な視点が不足しがちです。第三者の目線を取り入れることで、制作者自身では気づきにくい課題を洗い出すことができ、より良いサイト運営が可能になります。
自作のホームページでは、制作時だけでなく公開後にもさまざまなトラブルが発生する可能性があります。特に、専門的な知識が不足している場合には、原因がわからず困ってしまうことも少なくありません。
ここでは、よくあるトラブルとその解決法、さらに外部のサポートを受ける方法について解説します。
ホームページを運用していると、次のような問題が起こりがちです。
ブラウザのバージョン違いやCSS(スタイルシート)の記述ミスが原因で、レイアウトが乱れることがあります。まずはスマートフォンとPCの両方で表示を確認し、問題のある箇所はHTMLやCSSを修正する必要があります。最近では、ブラウザの開発者ツールを使ってリアルタイムで調整することも可能です。
ページのURLを変更した場合や、リンク先を誤って入力した場合によく起こる現象です。リンク切れはユーザーの離脱にもつながるため、定期的にリンクチェックツールを使って確認し、必要に応じて修正しましょう。
お問い合わせフォームなどがうまく動作しない原因としては、設定ミスやサーバー側のエラーが考えられます。メールの送信先アドレスやPHPの記述を見直すとともに、セキュリティ設定の影響も疑う必要があります。
サイトが表示されない・サーバーエラー
サーバーの契約が切れていたり、サーバー会社側で障害が発生していたりすると、サイト自体がアクセスできなくなります。このような場合は、まずレンタルサーバーの管理画面やステータスページを確認しましょう。
自作とはいえ、すべての問題を一人で解決する必要はありません。以下のようなサポート手段を活用することで、トラブルの早期解決が期待できます。
多くのホスティングサービスには、電話やメール、チャットなどのサポート窓口があります。サーバーやドメインに関するトラブルは、まず契約先に問い合わせてみるのが基本です。
Wix、WordPress、Jimdoなどのツールには、それぞれに公式のサポートページやユーザーフォーラムがあります。過去に同様の質問が投稿されていることも多く、検索することで答えが見つかるケースもあります。
問題が複雑で自力での解決が難しい場合は、Web制作会社やフリーランスのWeb制作者に相談するのも選択肢の一つです。特定の作業だけを部分的に依頼することが可能な場合もあるため、時間やコストとのバランスを見て判断するとよいでしょう。
自作ホームページには、コストを抑えながら自分のペースで制作できる自由さやスキル向上といった大きなメリットがあります。一方で、時間的負担や技術的な限界も避けられません。ドメインやホスティング、デザインやコンテンツなど基本的な構成要素をしっかり理解したうえで、目的に合ったツールを選び、継続的な運用と改善を行うことが大切です。
また、SEO対策やアクセス解析、ユーザーフィードバックを取り入れた運用によって、より多くの人に届くサイトへと成長させることが可能です。
トラブルに直面したときは、無理をせず外部のサポートを活用する柔軟性も重要になります。
もし自作で対応が難しいと感じた場合には、プロの手を借りる選択肢も視野に入れてみてください。目的や予算に応じた適切な方法を選ぶことで、ホームページはより力強いビジネスの武器になります。
ホームページ制作で迷ったら、札幌・札幌近郊でWebサイト制作を行うARDEMがサポートします。
デザインや集客、運用までまるごとご相談いただけます。小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください。
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ARDEM広報担当
Harada Asuka
Author Profile
「誰かの『伝えたい』を、ちゃんと届く形にしたい」そんな思いから、2024年に中途入社。
これまで複数のブランディング案件に従事し、サービス認知度の向上や採用応募数の倍増など、成果に結びつくコミュニケーション設計を実践。
UX・SEO・CV導線を意識したコンテンツ制作を得意とし、見た人に伝わるだけでなく、行動につながる設計を重視。
情報の届け方ひとつでビジネスが大きく変わる面白さに惹かれ、現在は自社サービス運用・サービスブランディング・採用ブランディングを担当している。
株式会社ARDEM
Company Profile
北海道札幌市を拠点に、全国の企業を対象としたホームページ制作・Web戦略支援を行う。
SEO対策やMEO施策、集客・採用強化、ブランディング、マーケティングなど、企業ごとの課題に応じた最適な提案と構築を強みとする。
「一緒に戦う理解者であれ」という想いから、表面的な制作にとどまらず、公開後のアクセス解析や運用支援まで一貫して対応。蓄積された実績と知見をもとに、成果に直結するWeb活用を支援している。