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「せっかく時間と費用をかけて作ったWebサイトなのに、なかなか問い合わせが増えない」
そんな悩みを抱えていませんか?
実はその原因、Webサイトの表示速度にあるかもしれません。
Googleは、「ページの読み込みに3秒以上かかると、訪問者の53%が離脱する」というデータを公表しています。
表示速度が遅いだけで、多くのユーザーがチャンスになる前に去ってしまっているのです。
さらに、検索エンジン(Google)も表示速度をランキング要因として評価しています。いくら中身が充実していても、表示が遅いという理由だけで、検索結果の順位が落ちることもあるのです。
(参考:https://support.google.com/adsense/answer/7450973?hl=ja)
本記事では、ホームページの表示速度がなぜ重要なのかを解説したうえで、チェック方法や改善の具体策までご紹介します。
ARDEMでは、ただ美しいだけのホームページではなく、「速く、伝わりやすく、成果につながるサイト設計」を大切にしています。
Webサイトの表示速度はSEO対策やユーザー満足度に直結する重要な要素です。
表示が遅い、離脱が多い、アクセスはあるのに成果が出ないといったお悩みがあれば、ARDEMにぜひ一度ご相談ください。
札幌を拠点に、中小企業様のWeb課題を解決するプロフェッショナルがサポートいたします。
▶ ホームページ制作について問い合わせる
ホームページは、企業や店舗にとって「顔」とも言える存在です。
ユーザーが最初に感じる印象は、「どんなデザインか」よりも「どれだけスムーズに表示されるか」です。
たとえば、クリックしてもなかなか画面が表示されなければ、「イライラする」「信頼できなさそう」といった感情が芽生えやすくなります。
逆に、ページが素早く表示されれば、ユーザーはストレスを感じることなく目的の情報へたどり着くことができ、サイトに対する好印象を持ちやすくなります。
特にネットショッピングやサービス予約など、ユーザーアクションが求められるページでは、「速さ」がコンバージョンに直結する要因となります。
表示速度は、ユーザー体験の質を示すひとつの指標として、Googleをはじめとする検索エンジンに評価される要素でもあります。
Googleは公式に、ページの読み込み速度をランキングシグナルとして採用していると明言しています。
つまり、どんなに情報量が豊富でも、読み込みが遅ければ検索順位が不利になる可能性があるということです。
また、表示速度が遅いと、ユーザーがすぐにページを離れてしまい、「直帰率」が高くなります。この数値もSEOにおいてマイナスの評価につながります。
特にスマートフォン利用者が多い現代では、通信環境の影響を受けやすくなるため、表示速度の遅延は一層深刻な影響をもたらします。
総務省の調査によれば、Webサイト閲覧の約70%以上がスマートフォンから行われています。
PCに比べて処理能力や通信環境に制約のあるスマホでは、軽さと速さが何よりも求められます。
スマホでの表示に数秒かかれば、それだけで離脱率は急上昇。どんなに魅力的なデザインや内容であっても、見てもらう前にユーザーが立ち去ってしまえば意味がありません。
「見られないWebサイトは、存在しないのと同じ」という時代になりつつあります。
そのため、現在のWeb運営では「見やすい」や「かっこいい」といった視覚的価値だけでなく、「すぐに表示される」ことが競争力になるのです。
Webサイトの表示に時間がかかると、多くの訪問者はページが開ききる前に離れてしまいます。
とくにスマートフォンでの閲覧が主流となっている今では、ユーザーはほんの数秒の遅れでもストレスを感じやすくなっています。
検索結果や広告などからせっかく訪れたユーザーが、ページを最後まで見ないまま離脱してしまえば、その分だけ機会損失につながります。
表示速度の遅さは、それだけでユーザー体験を損ない、他社サイトへ流れてしまうきっかけになります。
資料請求や問い合わせ、購入といったアクションを促す上でも、表示速度は大きな影響を与えます。
読み込みに時間がかかるサイトは、ユーザーの集中力が切れやすく、フォーム入力や購入ボタンまでたどり着けないことがあります。
特に、商品ページや申し込みページなど、行動を起こしてほしいページで表示が遅いと、訪問者の離脱はさらに加速します。
ユーザーの期待を満たす前にページが閉じられてしまえば、コンバージョンのチャンスは失われます。
どれだけ内容が充実していても、表示の遅さひとつで成果につながらないケースは多くあります。
スピードは成果に直結する要素の一つです。
リスティング広告やSNS広告など、費用をかけてアクセスを集めている場合、表示速度の遅さは費用対効果を著しく下げる原因になります。
広告から誘導しても、ページが遅ければ離脱されてしまい、訪問を成果につなげることができません。
クリックされるたびに費用が発生する広告においては、ページが開かれずに閉じられてしまうだけで、無駄なコストが発生することになります。
これは、単に効果が出ないというだけでなく、広告戦略そのものを見直す必要があるという事態にもなりかねません。
せっかく集客できたユーザーを活かすためにも、表示速度は集客全体のパフォーマンスを左右する非常に重要な要素です。
Webサイトの表示速度は、見た目や機能性を損なわずに改善することが可能です。
ここでは、Web担当者や制作者がすぐに実践できる4つの具体的な対策をご紹介します。
画像はサイトの表示速度に大きく影響します。特にファーストビューに配置される大きな画像やバナー画像は、読み込みの遅延につながりやすい要因のひとつです。
まずは、画像の解像度を必要最低限に抑えることが重要です。高解像度すぎる画像をそのまま使うのではなく、Webに最適なサイズに圧縮しましょう。また、WebP形式などの軽量な画像フォーマットを活用することで、JPEGやPNGに比べて容量を大幅に削減できます。
さらに、遅延読み込み(Lazy Load)を導入すれば、画面に表示されるまでは画像を読み込まないようにでき、初期表示の速度を向上させる効果もあります。
JavaScriptやCSSは、ホームページの動作やデザインに不可欠な要素ですが、使われていないコードや過剰なプラグインが読み込み速度を下げているケースも少なくありません。
まずは、使用していないJavaScriptやCSSを削除することが基本です。また、コードの圧縮(minify)も有効で、余分な空白や改行を省き、ファイルサイズを軽くすることができます。
さらに、スクリプトの読み込み順にも工夫が必要です。ページの初期表示に関係しないJavaScriptは、非同期読み込み(async)や遅延読み込み(defer)を設定することで、描画をブロックせずに実行できます。
ホームページの土台となるサーバーやCMS(コンテンツ管理システム)の性能も、表示速度に直結します。
共用サーバーを利用している場合、他サイトの影響を受けて速度が不安定になることがあります。一定のアクセス数があるサイトであれば、VPSやクラウドサーバーへの移行を検討するのも一手です。
また、WordPressなどのCMSを使用している場合は、テーマやプラグインの最適化も重要です。不要なプラグインを削除し、軽量なテーマを選ぶことで、全体のパフォーマンスを高めることができます。
Webサイトの表示速度の改善には、キャッシュ機能とCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の導入も効果的です。
キャッシュとは、一度読み込んだデータをブラウザやサーバーに保存して、再アクセス時に再読み込みを不要にする仕組みです。これにより、ページの再訪問時の表示速度が格段に上がります。
CDNは、複数の地域に設置されたサーバーが、ユーザーの近くからコンテンツを配信してくれる仕組みです。グローバルに展開しているサイトや、画像や動画が多いサイトには特に有効です。
自社のWebサイトの表示速度が実際にどれくらいなのかを把握することは、改善の第一歩です。
ここでは、誰でも無料で使える代表的な表示速度チェックツールをご紹介します。
Googleが提供している「PageSpeed Insights」は、ウェブサイトの表示速度を評価し、改善点まで提示してくれる便利なツールです。
使い方は非常にシンプルで、ページのURLを入力するだけで、モバイルとPCのそれぞれに対するスコアと改善提案が表示されます。
スコアは0〜100点で表示され、数値が高いほど高速なサイトと評価されます。
また、「改善できる項目」「診断」「合格済みの監査」などに分けて詳細に指摘されるため、実際の対策にもすぐ活かせます。
特に注目したいのは、ファーストビューの読み込み速度や、画像の最適化、JavaScript・CSSの読み込みに関する指摘です。
一つひとつの項目を確認し、優先度の高いものから対応していくことで、全体の速度改善が期待できます。
PageSpeed Insightsでは、Googleが重要視する「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」の指標も表示されます。
これは、ユーザー体験を数値化した3つの指標で、以下のようなものです。
・LCP(Largest Contentful Paint):ページのメインコンテンツが表示されるまでの時間
・FID(First Input Delay):ユーザーが最初に操作を行ったときの反応の速さ
・CLS(Cumulative Layout Shift):読み込み中にページがどれだけズレて見えるか
これらはすべて、Googleのランキング評価にも影響を与える重要な要素です。
単に速ければ良いというわけではなく、「ユーザーが快適に感じるかどうか」が求められています。
この3つの指標を意識したサイト設計や改善は、今後のSEO対策においても非常に有効です。
表示速度の診断には、PageSpeed Insights以外にもさまざまなツールがあります。
その中でも代表的なのが、以下の2つです。
カナダの企業が提供する速度診断ツールで、海外ユーザーの視点から評価したいときにも役立ちます。
Waterfall表示やリクエストごとの読み込み時間が可視化されるため、技術的な分析にも向いています。
また、サーバーの応答時間や画像の最適化状況など、非常に細かい評価項目をチェックすることができ、改善のヒントが得られます。
Google Chromeのデベロッパーツールに標準で搭載されている診断ツールです。
開発者向けに用意された機能ですが、SEOやアクセシビリティ、パフォーマンスなどを一括で評価でき、Web担当者にも有用です。
Chromeでページを開き、デベロッパーツールから「Lighthouse」タブを選ぶことで、すぐに診断を開始できます。
スコアだけでなく、改善ポイントも詳細に表示されるため、社内のエンジニアとも情報共有しやすいのがメリットです。
表示速度を改善しようと考えたとき、誰しも一度は悩むポイントがあります。
ここでは、実際に寄せられることの多い質問を3つ取り上げ、それぞれにわかりやすくお答えします。
A.Googleの「PageSpeed Insights」などのツールでは、サイトの表示速度が100点満点でスコア化されます。しかし、必ずしも100点を目指す必要はありません。
一般的には、パフォーマンススコア70点以上であれば、ユーザー体験としても大きな問題はないとされます。モバイルとPCでスコアが異なることもあるため、特にスマートフォンでのスコアを重視することが現代の閲覧環境においては重要です。
また、スコアはあくまで目安であり、実際の体感速度や直帰率、離脱率といった実データも並行して確認することが大切です。数値に固執しすぎず、「ユーザーにとって快適かどうか」を最優先に考えましょう。
A.はい、WordPressサイトでも十分に表示速度を改善できます。
むしろ、WordPressは世界中で最も利用されているCMSであるため、高速化のためのプラグインやノウハウも豊富に存在します。
たとえば、以下のような施策が効果的です。
・キャッシュ系プラグイン(WP Super CacheやLiteSpeed Cacheなど)の導入
・画像圧縮プラグイン(EWWW Image Optimizer、TinyPNGなど)の活用
・不要なプラグイン・テーマの整理
・軽量なテーマの選択とカスタマイズ
ただし、複数のプラグインを重ねて導入するとかえって重くなることもあるため、構成の見直しと取捨選択が重要です。
A.表示速度の改善は、一見するとプラグイン導入や画像圧縮など手軽に始められるものが多いですが、本格的に改善を目指す場合はプロに任せるのがおすすめです。
特に以下のようなケースに当てはまる場合は、制作会社やWeb専門業者に相談する価値があります。
・サーバーやコードレベルの最適化が必要な場合
・複雑な構成や多機能なWordPressサイトの場合
・表示速度だけでなく、SEO・UIUX・コンバージョン全体を見直したい場合
一方、画像圧縮や不要なプラグインの整理など、基本的な作業であれば社内でも対応可能です。まずは自分で取り組み、限界を感じたらプロに依頼するというステップでも良いでしょう。
ホームページの表示速度を改善したら、次に取り組みたいのがSEO対策の全体像の把握です。
下記の記事では、初心者でもわかりやすいように、最新のSEO対策のやり方を完全解説しています。
コンテンツ作成、内部対策、外部対策まで網羅した内容なので、ぜひあわせてご覧ください。
ホームページの表示速度は、ユーザー体験・SEO評価・コンバージョン率など、あらゆる成果に影響を及ぼす重要な要素です。とくにモバイル利用が主流となった現在、読み込みに数秒かかるだけで訪問者の離脱を招きかねません。
表示速度改善は、画像の最適化やキャッシュの活用、不要なプラグインの整理など、基本的な対策から始めることができます。しかし、本格的に改善しようとすれば、サーバーやコードの最適化、サイト構造の見直しなど、専門的な知識が求められる場面も少なくありません。
「なんとなく遅いな」と感じている方は、まずはPageSpeed Insightsなどで現状をチェックし、小さな改善から取り組んでみましょう。必要に応じて、専門家の力を借りることで、ユーザー満足度と成果を最大化することが可能です。
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ARDEM広報担当
Harada Asuka
Author Profile
「誰かの『伝えたい』を、ちゃんと届く形にしたい」そんな思いから、2024年に中途入社。
これまで複数のブランディング案件に従事し、サービス認知度の向上や採用応募数の倍増など、成果に結びつくコミュニケーション設計を実践。
UX・SEO・CV導線を意識したコンテンツ制作を得意とし、見た人に伝わるだけでなく、行動につながる設計を重視。
情報の届け方ひとつでビジネスが大きく変わる面白さに惹かれ、現在は自社サービス運用・サービスブランディング・採用ブランディングを担当している。
株式会社ARDEM
Company Profile
北海道札幌市を拠点に、全国の企業を対象としたホームページ制作・Web戦略支援を行う。
SEO対策やMEO施策、集客・採用強化、ブランディング、マーケティングなど、企業ごとの課題に応じた最適な提案と構築を強みとする。
「一緒に戦う理解者であれ」という想いから、表面的な制作にとどまらず、公開後のアクセス解析や運用支援まで一貫して対応。蓄積された実績と知見をもとに、成果に直結するWeb活用を支援している。