Blog
Get
Report!
Blog
BLOG
目次
企業や店舗のホームページは、一度作って終わりではなく、時代や事業の変化に合わせて見直しや刷新が必要になります。
特に近年は、スマートフォン対応やユーザビリティの改善、検索エンジン最適化(SEO)の重要性が高まっており、旧来のまま放置されたサイトでは集客や信頼の面で不利になることも少なくありません。
とはいえ、ホームページのリニューアルにはリスクも伴います。見た目を新しくするだけでは成果につながらず、逆にアクセス数や検索順位が下がってしまうケースもあります。
この記事では、サイトリニューアルを検討する際に押さえておくべき注意点をわかりやすく解説し、成功につなげるためのポイントをお伝えします。
ホームページリニューアルのご相談はこちらから
リニューアルに向けて何から始めればよいか分からない、そんな方もご安心ください。
ARDEMでは、目的整理から設計・運用まで一貫してサポートいたします。
まずはお気軽にご相談ください。
▶ お問い合わせ
企業ホームページは、一度作れば終わりというものではありません。
市場の変化やユーザーの行動様式の進化、そして検索エンジンのアルゴリズム更新などにより、ホームページの役割や求められる機能は日々変化しています。
こうした中で、サイトを最新の状態に保ち、効果を最大化するために必要なのが「サイトリニューアル」です。
サイトリニューアルは単なるデザインの変更にとどまらず、構造やコンテンツ、SEO対策の見直しを含めた包括的なアップデート作業です。
本セクションでは、リニューアルの定義と目的、そして「改修」との違いについて整理していきます。
サイトリニューアルとは、既存のホームページを根本から見直し、改善・再構築するプロセスを指します。
主な目的は、ユーザビリティの向上や企業ブランディングの強化、SEOの最適化、コンバージョン率の改善などです。
たとえば、スマホ非対応のサイトをレスポンシブデザインに切り替えたり、ユーザー導線を整理して資料請求や問い合わせに繋がりやすくしたりすることも、リニューアルの一環です。
また、事業内容の変化に応じてサービスページを新設・統合するなど、ビジネス戦略と連動したサイト構築が求められます。
ホームページのリニューアルは、検索エンジンに対する評価にも大きな影響を与える可能性があります。構造を見直すことで、Googleにとってクロールしやすく、評価されやすい設計に最適化できるほか、モバイルフレンドリーや高速表示など、最新の検索順位要因にも対応できます。
また、コンテンツの整理や内部リンクの最適化も併せて行うことで、ユーザーにも検索エンジンにも評価されるサイトに刷新できます。
ただし、URL構造の変更やページ削除などの影響を考慮せずに進めてしまうと、リニューアル直後に検索順位が下落するリスクもあります。
リダイレクト設計やGoogle Search Consoleでの管理など、SEO観点での慎重な設計が不可欠です。
一方で、長期間リニューアルされていないサイトは、検索エンジンからの評価が徐々に下がる可能性があります。
具体的には、モバイル対応が不十分、表示速度が遅い、セキュリティが脆弱といった技術的な問題がある場合、Googleからの評価にマイナスの影響を与える恐れがあります。
また、競合他社が最新のSEO施策を取り入れたサイトを展開している場合、放置されたサイトは相対的に見劣りし、検索順位を維持することが難しくなります。
SEOの観点からも、定期的なリニューアルや改善は不可欠といえるでしょう。
「改修」と「リニューアル」は混同されがちですが、目的や作業範囲に明確な違いがあります。
「改修」は、既存サイトの一部機能やデザインを部分的に修正する小規模な対応を指します。
たとえば、バナーの差し替えやページ内の文言修正などが該当します。
一方で「リニューアル」は、サイト全体を抜本的に見直すプロジェクトであり、情報設計(IA)やUI/UX、システム構成、さらにはコンテンツ戦略にまで踏み込んだ広範な取り組みです。
つまり、「改修」=メンテナンスであるのに対し、「リニューアル」は、再設計・再構築といえるでしょう。
企業ホームページは、単なる名刺代わりではなく、情報発信やブランディング、集客、採用など多くの役割を担っています。
しかし、数年前に制作したサイトをそのまま放置していると、現在のユーザーのニーズや検索エンジンの基準に合わなくなってしまう可能性があります。
ここでは、リニューアルの必要性を示す三つの主な理由を解説します。
デザインのトレンドは数年単位で変化します。例えば、数年前に主流だった装飾の多いレイアウトやフラッシュを使った演出は、今では古くさく見えてしまいます。
また、CMSが古くセキュリティ対策が不十分だったり、フォーム送信時の不具合などがあると、信頼性にも影響を与えます。
見た目が古いだけでなく、機能面でも最新の技術やユーザー体験に対応していない場合、競合他社と比較されて選ばれにくくなる恐れがあります。
訪問者に良い第一印象を与えるためにも、定期的な見直しが必要です。
現在のインターネット利用は、パソコンよりもスマートフォンが主流です。
スマホに対応していないサイトでは、文字が小さく読みにくい、ボタンが押しづらい、ページが画面に収まりきらないといった使いにくさが目立ちます。
また、目的の情報にたどり着くまでに何度もタップが必要な設計や、メニューが分かりにくい場合は、ユーザーが離脱する原因になります。
ユーザーのストレスを軽減し、快適に使ってもらうためにも、モバイル視点での最適化は欠かせません。
ホームページが古いままだと、検索順位にも悪影響を及ぼします。
検索エンジンは、モバイル対応やページ表示速度、構造化データの活用などを評価基準にしており、これらに対応できていないサイトは順位が下がりやすくなります。
また、資料請求やお問い合わせといったコンバージョンの導線が分かりにくかったり、訴求力が弱いコンテンツのままだと、せっかくの訪問者を成果に結びつけることができません。
SEO対策とコンバージョン改善は、どちらもサイトの成果に直結する重要な要素であり、定期的な見直しと対応が求められます。
ホームページをリニューアルする際には、見た目やデザインだけでなく、全体の目的や成果、そして検索順位への影響まで幅広く考慮する必要があります。
リニューアルは一度きりの作業ではなく、計画的に進めることで初めて成功につながります。
ここでは、特に重要な三つの注意点を紹介します。
まず最初に行うべきことは、リニューアルの目的を明確にすることです。
何のためにサイトを作り直すのか、誰に向けて、どのような成果を目指すのかをはっきりさせることで、デザインやコンテンツ、機能の方向性が定まります。
例えば、企業イメージの刷新、採用強化、問い合わせ数の増加など、目的によって制作方針は大きく変わってきます。
曖昧なまま進めてしまうと、デザインや構成のブレが生じ、最終的に思ったような成果が得られない可能性があります。
現状のホームページにどのような課題があるのかを客観的に整理することも欠かせません。
アクセス解析ツールなどを活用し、訪問者数や離脱率、コンバージョン率などの数値を確認しましょう。
どのページが見られていないのか、どの導線が分かりにくいのかといったデータを把握することで、改善すべき点が明確になります。
また、過去に成果を上げていたコンテンツや施策があれば、それを今後の設計に活かすことも重要です。
リニューアル時には、ページ構成やURLの変更を伴うことがよくあります。
しかし、これらの変更はSEOに大きな影響を与える可能性があるため、慎重な対応が必要です。
たとえば、既存のページが検索エンジンに評価されている場合、URLが変わることでその評価がリセットされてしまうことがあります。
そのため、旧URLから新URLへのリダイレクト設定(301リダイレクト)を適切に行い、評価を引き継ぐ対策が求められます。
また、内部リンクの構造が崩れると、ユーザーの回遊性が損なわれるだけでなく、クローラーの巡回にも支障をきたします。
リニューアルの前に、構造とSEOへの影響をしっかりと把握し、必要な対策を事前に講じておくことが成功の鍵となります。
リニューアルに際しては、既存のコンテンツを一度すべて見直し、削除すべきもの、改修が必要なもの、活用すべきものを整理することが大切です。
コンテンツの質や検索順位、流入数を確認しながら、サイト全体の構成を最適化しましょう。
たとえば、検索流入の多い記事や問い合わせに結びついているページは、最新情報に更新して引き続き活用することで、成果を落とさずに新しいデザインへ移行することが可能です。
一方で、アクセスがほとんどない古い情報は削除や統合を検討し、情報の鮮度や網羅性を高めていく視点も重要です。
URL構造が変更される場合は、旧ページから新ページへのリダイレクト設定を忘れずに行いましょう。これにより、これまで蓄積してきた検索エンジンの評価を新しいURLに引き継ぐことができます。
リダイレクトは301(恒久的リダイレクト)を使用するのが一般的です。
設定を怠ると、検索順位が大きく下がるリスクがあるだけでなく、ユーザーがブックマークや外部リンク経由でアクセスした際にページが見つからず、離脱されてしまう恐れもあります。
特にアクセス数が多いページや検索順位の高いページは優先的に対応しましょう。
リニューアルの効果を正しく把握するためには、リニューアル前後のアクセスデータを比較できるように準備しておくことが重要です。
Googleアナリティクスやサーチコンソールを活用し、PV数、滞在時間、離脱率、コンバージョン率などの指標を事前に記録しておきましょう。
あらかじめ記録を取っておけば、リニューアルによって何が改善されたのか、どこに課題が残っているのかを定量的に分析できます。
特に大幅な構成変更やコンテンツ削除を行う場合は、変化の影響を正しく判断するためにも、事前のデータ確保が欠かせません。
ホームページのリニューアルは、単なるデザインの刷新にとどまらず、会社全体のブランディングや事業戦略に影響を与えるプロジェクトです。
そのため、経営層や営業、広報、採用など、各部門の関係者と目的や方向性を共有することが不可欠です。
たとえば、営業部門は集客や問い合わせにつながる導線を重視し、採用担当は求人ページの充実を求めるかもしれません。
こうした異なる視点を事前に吸い上げ、サイト全体の目標を整理することで、関係者間の認識のズレを防ぎ、スムーズな進行につながります。
外部の制作会社に依頼する場合は、初期段階から密なコミュニケーションを取ることが成功のカギとなります。
どのような目的でリニューアルするのか、ターゲットは誰なのか、コンテンツの方針や運用体制はどうするのかといった情報を具体的に共有することで、認識のズレを防ぐことができます。
また、希望する機能やデザインの方向性については、参考サイトや資料を用意して伝えると効果的です。
制作会社側に任せきりにせず、定期的に進捗確認や打ち合わせを行うことで、意図とずれたまま進行してしまうリスクを回避できます。
リニューアルは作業範囲が広く、関係者も多いため、計画的なスケジュール設計が欠かせません。
公開予定日から逆算し、要件定義、ワイヤーフレーム作成、デザイン、実装、テスト、公開といった各工程におけるマイルストーンを設定しておきましょう。
また、社内確認や原稿の用意、写真撮影など、企業側の対応が求められるタイミングも明確にしておくことで、スケジュールの遅延を防ぐことができます。
全体像を把握し、段階ごとの進捗を可視化することで、関係者間の連携も取りやすくなります。
サイトをリニューアルして公開した直後は、各ページの表示が正常かどうかを必ず確認する必要があります。
パソコン、スマートフォン、タブレットといった複数のデバイスでレイアウトが崩れていないかをチェックしましょう。
特にCSSやJavaScriptが正しく読み込まれていない場合、ボタンの動作やスライダーが機能しなくなることがあります。
また、リニューアルに伴ってURLが変更されている場合は、旧ページからのリンク切れが起きやすいため、内部リンクや外部リンクも含めて細かく点検することが大切です。
リニューアル時には、アクセス解析ツールの設定が正しく引き継がれているか確認しましょう。
Googleアナリティクスのタグが新しいテンプレートに反映されていないケースや、GA4のイベント計測が意図したとおりに動いていないケースも見られます。
また、Googleサーチコンソールについても、新しいサイトマップの送信やインデックス状況の確認が必要です。
URL構造が変わった場合は、適切なリダイレクト設定ができているかをサーチコンソールで確認し、インデックスの最適化を図ることが重要です。
リニューアルは検索順位や流入数に一時的な影響を与える可能性があります。
特にURL変更やサイト構造の見直しを行った場合、Googleの評価に変動が起きるため、公開後しばらくは順位やアクセス数を継続的にモニタリングすることが求められます。
順位が大幅に下がった場合は、301リダイレクトの設定漏れや、旧ページの重要なコンテンツが削除されていないかなどを再確認しましょう。
リニューアルはあくまでスタート地点であり、公開後の運用や改善こそが成果を左右する鍵となります。
サイトリニューアルの成功には、目的や課題に合ったパートナー選びが欠かせません。
単にデザインが得意な会社を選ぶのではなく、自社の業種や課題に精通し、戦略的な提案ができる制作会社を見極めることが重要です。
実績や得意分野を確認する際は、ただ制作事例を見るだけでなく、どのような課題に対してどのようなアプローチを行ったかを確認しましょう。
また、打ち合わせの中で要望を丁寧にヒアリングし、課題に対して具体的な改善策を提示してくれる姿勢も信頼できる指標となります。
さらに、公開後の運用やSEO対策、セキュリティ管理など、長期的な視点でのサポート体制が整っているかどうかも選定のポイントです。
相談をスムーズに進めるためには、依頼する側も事前に必要な情報を整理しておくことが大切です。
まず、自社の現在の課題やリニューアルの目的を明確にしましょう。たとえば、デザインの刷新、SEO強化、採用強化、スマホ対応の強化など、優先順位をつけて伝えることで、制作会社側も的確な提案がしやすくなります。
また、現在のサイトのURLやページ構成、アクセス解析データなども用意しておくと、現状分析の精度が高まり、より効果的な改善案が得られます。
公開希望時期や予算の目安、社内体制(原稿準備や確認フロー)も共有すると、プロジェクト全体のスケジュールが組みやすくなります。
こうした情報をきちんと整理し、信頼できるパートナーと連携することで、リニューアルはより成果につながるものとなります。
ホームページを一から作成したいと考えている方に向けて、企画から公開までの流れを丁寧に解説した記事です。SEO対策や制作の注意点、自作する場合のポイントなど、初心者にも分かりやすい内容になっています。
せっかく作ったホームページが検索結果に表示されない――そんな悩みの原因を徹底分析。検索エンジンの仕組みや、改善のために取るべき具体策を、SEOの基本とあわせて紹介しています。
企業がホームページをリニューアルする背景には、デザインの陳腐化、スマートフォン対応の遅れ、事業内容の変化など、さまざまな理由があります。
こうした変化に対応し、ホームページを通じて顧客との接点を強化するには、見た目だけでなく、構造や導線、SEO、セキュリティといった本質的な要素を見直す必要があります。
今回紹介したように、サイトリニューアルには明確な目的設定や現状分析、関係者の意識統一、スケジュール管理など、事前の準備が重要です。
また、CMSの選定やSEOの引き継ぎ、セキュリティ対策といった技術的な配慮も欠かせません。
これらのポイントを押さえた上で、信頼できるパートナーと協力しながら進めることで、リニューアルは単なる更新ではなく、自社の価値を再構築し、ビジネス成長につながる大きなチャンスとなります。
今のホームページに課題を感じている場合は、まずは自社の現状と目的を整理することから始めてみてください。
そして、必要であれば専門家に相談しながら、最適なリニューアル計画を立てていくことをおすすめします。
ホームページの見た目を変えるだけでは、ビジネスの成果にはつながりません。
ARDEMは、札幌を拠点に数多くの企業サイトを手がけてきたWeb制作会社です。
企画設計からリニューアル後の運用まで、課題に応じて最適なご提案をいたします。
リニューアルに関する無料相談を随時受け付けております。
▶ お問い合わせ
関連記事
ARDEM広報担当
Harada Asuka
Author Profile
「誰かの『伝えたい』を、ちゃんと届く形にしたい」そんな思いから、2024年に中途入社。
これまで複数のブランディング案件に従事し、サービス認知度の向上や採用応募数の倍増など、成果に結びつくコミュニケーション設計を実践。
UX・SEO・CV導線を意識したコンテンツ制作を得意とし、見た人に伝わるだけでなく、行動につながる設計を重視。
情報の届け方ひとつでビジネスが大きく変わる面白さに惹かれ、現在は自社サービス運用・サービスブランディング・採用ブランディングを担当している。
株式会社ARDEM
Company Profile
北海道札幌市を拠点に、全国の企業を対象としたホームページ制作・Web戦略支援を行う。
SEO対策やMEO施策、集客・採用強化、ブランディング、マーケティングなど、企業ごとの課題に応じた最適な提案と構築を強みとする。
「一緒に戦う理解者であれ」という想いから、表面的な制作にとどまらず、公開後のアクセス解析や運用支援まで一貫して対応。蓄積された実績と知見をもとに、成果に直結するWeb活用を支援している。